お怒りな話。

はいどうも~オレンジデーを忘れてたあまねですよ。お元気かしら。

 

昨日4月14日ってオレンジデーなんだって知ってました??

バレンタインデー、ホワイトデーを経て結ばれた二人が愛を交わし合う日、とかって日本の新風習ステキすぎますな。

スルーしたけど支持!

ですが本日は愛じゃなく怒りの話です。ええ「怒り」です。

 

私の生息地周辺には「癒し」とか「スピリチュアル」を謳っている人がたくさんいるんですけど、

そういう方々で不思議なのは

「怒りは無意味」

みたいな発言です。

 

怒りって無意味なんすか??

これがとっても不思議でした。

彼らいわく

 

「怒っても何にもならない」

「怒りはおさめるべき」

「許しなさい」

 

って、でもそれじゃあ怒りという感情に意味がないじゃないかぁ。

とえなりかずき風におもったわけですね。(どうでもいい)

そんなわけで交流分析方面から怒りってもんを考えてみました。

怒りは数種類ある感情の中でも一番の勢いを持っています。

たとえるなら牡羊座の爆発的暴走力みたいな感じ。

(分かりにくいと自覚はしている)

 

爆発させるという表現ぴったりなもんですね。

これがどうしてそんな荒々しく勢いがあるのかっていったら、怒りには「身を守るため」という役割があるからです。

 

身を守るっていうのは命を守ることですから、命の危険にさらされているんだから悠長なこと言ってられないだろう?!ってことでものすごい勢いで感情が飛び出してきます。

 

たとえば隣の席の男子にいきなり殴られたら

「何すんのよ!」

って女子が殴り返します。

(どっちが強いかは別として)自分で身を守るっていう本能が突発的に行動に反映されるから。てことですね。

 

脳は本能として生きるために必要な行動を埋め込んで産まれてますので、これは正しい行動となります。

この本能を抑えるってのは、死を意味するからです。

オーバーなわけではないですよ。

もしそう思ったなら、オーバーだと思える時代と環境に生まれたことに感謝しましょ。

 

んでこの「身を守る」っていう生き物の根本とも言える本能を

「抑えろ」

って言って来る人に違和感を感じてしまいました。

 

まずは怒りの正体を知ることが必要なんじゃないの~?

って思ったわけですね。

意味も分からず

「相手を許しなさい」

っていうのは、

「自分の身を守らずに相手から殺されなさい」

って言っているようなもん。

 

これをひとに簡単に言えちゃうなんてビックリじゃん。

しかも自分の価値観だけで。

ええっ、あんたは自分の身を自分で守っていないの?

 

そういうことが驚きでございます。

怒りは基本的には肯定すべき感情です。

純粋な怒りならね。

 

でもでも、世の中には純粋な怒りだけではありません。

たとえば

①怒りっぽい人

②怒れない人

てものいますね。

①怒りっぽい人はどうして怒りっぽいのかを見極めなくては。

怒りっぽいことをすべて否定することはできませんし、肯定することもできません。

しかし怒った時に誰かに「肯定された」ことがあるんでしょうね。

 

たとえば怒りを出したら相手が言う事を聞いた、とかとか。

そうなると怒っているわけでもないのに「怒りを出す」ようになります。

 

そして②もなかなかどうして大問題。

怒れない人っていますよね。

これは自分にも経験があります。

 

怒れない人は、怒れないことをあまり問題視していないように思います。

怒りに関して「怒りの感情に嫌悪感が有るから怒れない」ということもあるし、

また別のケースでは、ここが怒る場面だよって教えてあげても「怒りを感じないから怒れない」ってのもあるし。

きっともっとある。

この「感じない」って大問題です。

感じない人は身を守れないんです。

 

感じないってのは禁止令で言うところの

「感じるな」

ってのが入ってしまっているからなんですが、

たとえば罵倒されている時にニコニコ笑ってしまうようなものです。

 

自分がないがしろにされている、自分が不当な扱いをされている時は怒って当然なのですが、怒れないって人は

 

「怒りってくだらないもの」

「怒るやつってバカ」

「私は怒っちゃいけないから」

「怒ると良くないことが起きる」

 

なんて思っている事があります。

怒りの感情が湧くのは普通ですが、全然湧かないのなら少々問題です。

 

表面的にトラブル回避しているから(喧嘩をしないように振る舞うから)気付かないだけなので、「怒りを感じない問題」にちゃんと目を向けましょう。

自分の身を傷つける前に。

こんな

「身を守るより相手から自分を傷つけられることを優先しろ」

なんて言ってくるのって、いったい何が「癒し」なんだか。

生き物の根本を否定して何が「スピリチュアル」なんだか。スピリチュアリティって「魂の」って意味だしょ??人間の根源の追求だよ。

 

そんな風に思った次第でした。

「許し」って神格化(笑)してる人いますけど、許す行為って「肯定」です。

自分を否定して相手を肯定して受け入れるのって、これが良いかどうかは、場合によりますでしょ。

 

怒ることって悪いことではないのですね。

嬉しいとか楽しいとかポジティブ感情は問題になりにくいから「怒りは良くない」って思われがちだけど、

怒りの感情がなければ身を守れず無事に生きてこれなかったわけだから、

感情をもっと大切にせな。

ね。